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コーヒータイム


現在は二本松市で活動する「コーヒータイム」の故郷は浪江町大堀地区。放射線の年間積算線量が50ミリシーベルトを超え、5年を経過しても年間積算線量が20ミリシーベルトを下回らないおそれのあるエリア、いわゆる「帰還困難区域」にあります。

悲劇の事故から8年が経過して記憶が薄れつつありますが、今でもこの字面だけをとっても相当のインパクトがあります。そのためどうしても「浪江から避難した作業所」という見方がされがちですが、理事長の橋本由利子さんは「二本松のコーヒータイム」として気持ちを新たに運営してきました。

被災後に全国とのつながりが生まれたことを機に、各地の作業所を積極的に見学。それぞれのいいところを取り入れていった結果、現在のとても民主的なコーヒータイムがつくられます。取材日にも、作業前にグループディスカッションを実践中。よりメンバーの発言を引き出しやすい方法を模索していました。長めの朝礼がほどよいアイスブレイクとなって、その後の作業工程へもスムーズに移行できる様子です。個々の集中力もとっても高そう。

ハッスルとのつながりでいえば、何より「糸巻きボールペン」の事業を一緒につくってきたという感覚があります。橋本さんをはじめ、スタッフもメンバーも取り組みに積極的で、反応もしっかり返ってきます。そのため試作段階の製品を依頼しやすいのです。

過酷な状況にも下を向かず前進するコーヒータイム。それでも浪江時代の賠償は見通しが全く立っていないといいます。メンバーにとって作業所が単なる通所施設以上のものだということは、今のコーヒータイムを見れば一目瞭然なのですが……。

2年目に入ったカフェ『オブリ』は、ハッスルがプロデュースさせていただきました。お近くに行った際にはぜひお立ち寄りを!

 

 

STAFFS GOODS!

「いつもご支援ありがとうございます。ボールペン糸巻きがんばっています!」
RYOKO ENDO

 

 

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